広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

二月第二日曜日稽古会

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平成28年2月14日、二月第二日曜日稽古会を行いました。この日は一昨日からの低気圧の影響で降り続いた雨の影響で有りましょう、道場内はこの時期としては有り得ない湿気で満ちておりました。洗面所のタイルには水滴がビッシリと張り付いておりました。板の間も素足で摺り足を行うには厳しい状況で有りました。少し天候不順が影響したのか、体調を崩す若者も有りました。この日のバレンタインデーの為に折角用意した品が、手渡せない事に廣川君の怒りは欠席した若者達に確りと向けられたのは言うまでも有りません。彼らはこれから三か月、ネチネチと嫌味を言われ続けられる事で有りましょう。・・・これも又致し方の無い事と思われます・・・。
16日の治療を控えて、この日はいつも以上に積極的な廣川君でありました。此の日は久しぶりに試合勢法から求めて参りました。長引く治療からくる体力の低下を考慮して、本伝の太刀を中心とした稽古を行っておりましたが、その体力の回復を共に自覚する事が出来るようになって来た証でありましょう。八勢から遣い合う事としました。当道場では先ずは三学から遣いますので異例な事ではありますが、この日の稽古は八勢からが必然で有ったと思います。息を切らせるほどに遣い合った八勢は、心地よい疲労感と遣い切れた喜びを彼女に確りと与えた様でありました。その後に遣い合った三学に良き影響を与えた事はこれも又必然で有りました。前回にみせた合撃の夫々の感触の違う手応えとも又違う、打太刀の体勢を崩しかねない衝撃を与えうる手応えを発しておりました。この一本も又生涯記憶に残る一本と成りました。その後の燕飛も又、ますます理解を深めて、心身に染み込んで来ている様で有りました。http://www.megaegg.ne.jp/~yagyu-hujie/