広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

3月第二日曜日稽古会

平成28年3月13日、三月第二日曜日稽古会を行いました。体調不良で突然の欠席連絡も入りましたが、永原君が土曜日の完全休養を久しぶりに行い、元気に出向いて参りました。先週の稽古休みを取り返すように先ずは一人稽古に精を出しておりました。まだまだ冷え切った道場では有りますが、一人遣いを一往復する間に懐の手拭いで額の汗を拭っておりました。先週分の遅れも取り戻した様で有りました。
その後、礼法を行い、基本打込みと参りました。正面順逆左右を思う存分遣い合いました。踏込み時の雷刀のズレは確りと正されておりました。しかしながら手元への意識が行き過ぎて剣先への気の配りが疎かに成っておりました。確りと正しました。
休養充分とは言え、すぐに睡魔に襲われた目つきに成りますので、本日は抜刀から行いました。立合表を愛刀で抜き合いました。鞘離れの瞬間と振り切った瞬間の剣先のブレを正しました。所詮力みと遅れで有ります。
兵法は、三学、九箇、下から、小転と遣い合いました。二の斬りは一本目は多少のブレが有りましたが、二本目以降は其れなりに良き太刀筋をみせておりました。新陰流で求め止まぬ合撃は、毎回が新たなる感触で有ります。今回は少し遅れ気味であり、筋が合っておらぬ雰囲気で有りましたが、自覚しておればそれで良しと致します。何処までも求めて止まずで有ります。
稽古後は食事を共にしながら、よもやま話に花を咲かせました。