広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

3月第三日曜日稽古会

イメージ 1
平成28年3月20日、三月第三日曜日の稽古会を行いました。4月の勤務復帰に向けて何かと忙しい日々を過ごしていた廣川君が、3週間振りに出向いて参りました。速いもので治療が始まって丸3年が経ちました。その間も出来る範囲での稽古を続けてこの日に至っております。量としては無論減ってはおりますが、その内容と言えば若者達が到底太刀打ち出来ない物を包含しております。正しく修業に対する生きた手本が此処に有ります。
鏡に向かい一人黙々と木刀を振っておりました。自身と確りと向き合い語り掛ける廣川君でありました。その姿からは、稽古が出来る喜びが、ほとばしっておりました。
静かに呼吸法を共にし、座礼を行い、稽古に入りました。
合気で遣い合う三学は、共に一点一画に集中しながらも合撃の手応えに呼応しながら一期一会での遣い合いを楽しみました。本日の少し激しめの当たりに、今少しの乾いた感触を欲する廣川君でありました。しかしながら小生的には、満足で有りました。二の斬りの連動に一言添えて手本を示し、数本繰返しを求めました。納得の彼女で有りました。
その後は、燕飛の精度を求めて遣い合い、一人遣いを行い、共に向い合い遣太刀を遣い合い、縦列にても行いました。少しずつ理解を深めている様子で有りました。
久しぶりの稽古を堪能した様子の廣川君で有りました。明日一日は、本日の疲れの休養日と成るかもしれませんが、心地良さそうな疲労感を抱えて帰途に就く廣川君で有りました。http://www.megaegg.ne.jp/~yagyu-hujie/