平成２８年４月１０日、恒例のスーパーGT開幕戦の応援に行って参りました。ARTAの小林君が入門してのからの当会の恒例行事と成りました。９日の夕方から広島を出発し、その日は湯郷温泉泊りで有りました。永原、齋藤両君と共に参りました。復帰一週間を終えた廣川君は、流石に今回は欠席と成りました。本人は勿論残念で有りましょうが、体調管理が大事ですのでこの日は自宅で休養に当てさせました。
夏の合宿とこのスーパーGT 応援が当会の泊り込み遠征の恒例と成っておりますが、これは一つには道場内では行ない難い、今一つの道場外稽古の一環でもあります。平生門弟達には厳しく指導指摘しております礼の実践確認の場でも有ります。
最早若いばかりとも言えない者達の不調法、不作法を正す場とも成っております。無論小生自身の確認の場でも有ります。事の顛末は裏ページにて詳しく・・・。
例年より一週間遅れの今年は、例年の雨に見舞われることも無く、寒くも無く、コンディション的には最高の観戦応援日和で有りました。この様な山奥に数万のファンが全国から集まってくるのですから・・・驚きの一言です。小林君とのご縁が無ければ、生涯知る事は有りませんでしたでしょう。この年にして知る異次元の世界で有ります。
今年からニューカーM6で一年を戦い抜く事に成った小林君のシーズン初戦は、ドライバーとしては苦しい戦いで有った様であります。車を熟成させる為の時間もなく、手探り状態での初戦で有った様です。そんな中での儘ならぬマシンに悪戦苦闘する弟子の奮闘振りに、唯々心からの声援を送る一門で有りました。過ぎた日の体験稽古に訪れた、はにかんだ気弱な若者が、随分と逞しく成って来た物であります。平素の精進は、確実に若者を逞しく成長させつつ有りあります。
平素の道場内での稽古の様に、レース上の彼の気を感じておりますと交代当初は感じられなかった燃える様な気の高まりがレース中盤から終盤には、確かに感じられました。最後まで戦い抜く気の継続は見事で有りました。車が熟成して来るであろう今後のレースに確実に活かされる戦い振りで有ったと思います。
供の二人の若者達の今後も楽しみにしながら岡山を後にしました。
