広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

7月第四日曜日稽古会

イメージ 1
平成28年7月24日、7月第4日曜日稽古会を行いました。気温は左程でも有りませんでしたが異常な湿気は雨の降りだす気配充分な一日で有りました。その為でありましょうか、少し身体を動かすだけで尋常でない汗が噴き出してきておりました。廣川君が例によって、仕事を少し片付けての参加予定で有りましたので、先ずは永原君との一部稽古に精を出しました。昨日は道場が子供会のキャンプの為に使用出来ませんでしたので確りと休養したはずと思っておりましたが、基本稽古が進むにつれて彼の目付きが怪しくなって参りました。そこは構わずに兵法まで一気に遣い合いました。
永原君が精根尽き果てた頃、廣川君が駆けつけて参りました。暫しお茶の時間として歓談を楽しみました。
二部稽古は、打込みからと所望されました。廣川君はますます元気に成って来ております。点滴から解放される日もそう遠くは無いかもしれません。一門の悲願でもあります。順逆の打込みの際に何かを掴んだ様で喜々として打込んで参りました。如何やら目付のコツを掴みつつあるようでした。互いに打ち合う(斬り合う)動きの中で何処に集中すればよいか・・・何かを掴んだ様で有ります。これも又宮島の神様のご褒美で有りましょう。その後に遣った三学の合撃での手応えは見事で有りました。心地よく落ちて行く打太刀の竹刀の軌跡は、自然でまるで水が流れ落ちる様でありました。心洗われる感を共有できました。
木刀で遣い合う燕飛も何時しか恐怖感が無くなっておりました。これで又一つ階段を登れそうで有ります。安芸の小天狗の降臨もすぐ其処に来ております。