広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

8月お盆休み前稽古会

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平成28年8月7日、お盆休み前最後の稽古会を行いました。正しく盛夏、恐らく道場内は37度近く気温が上昇していたのではないでしょうか。帰省を控えて駆けつけて参りました永原君でありましたが、一人遣いの段階から汗を拭う所作が平生の倍以上と感じておりました。基本稽古の打込みに入りますと彼の顔色がみるみる変色して行くのが見て取れました。通常であれば紅潮して行くのですが、どす黒く成って行く様に感じました。
これは不味いと感じまして、短時間の集中稽古にする事としました。無論この段階で真剣は今回は抜くまいと決めておりました。兵法の稽古に集中する事と致しました。
三学、九箇、下から、小転を一本一本気一杯で遣い合いました。やはり暑さに負けて踏込みが甘くなっておりましたので、言葉を添えて指摘し発奮を促しました。出来不出来に一喜一憂する事無く、呼吸法に集中し、猛暑の中での心地よい時間を共有する事が出来ました。
稽古の後は久しぶりに昼食と夕食を兼ねた食事を共にし、我らが稽古に汗を流していた同時間帯に富士スピードウェイで今シーズンの初優勝を目指して奮闘しているであろう小林君の話題で盛り上がりました。
その甲斐有ってか、散会後小林君から嬉しい今シーズン初優勝の知らせが入りました。0.1秒差の勝利で有ったとの事でした。インターネットでの画像を観ましたが、正しく鼻の差の勝利で有りました。
色々な意味で良き一日で有りました。
これで暫し盆休みに入ります。しかしながら稽古は何時も申しております様に道場内だけでは有りません。日々の一人稽古を欠かさぬように!