広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

9月第四日曜日稽古会

平成28年9月25日、9月最後の日曜日稽古会を行いました。所用の為、第二週の稽古会をお休みとしましたが、第三週で有ります先週末が、発令されました避難勧告の為に已む無く稽古取り止めとしましたのは正しく想定外で有りました。二年前の大災害を思い起こさせる豪雨でありました。幸いに今回は人災には至らずに安堵しております。
この日は、二週もあいておりましたので廣川君が仕事とやや体調不良の中ではありましたが、稽古をせずにはおれぬと(三学の一本でも)と勇躍乗り込んで参りました。
やや不快な体調も稽古をすればスッキリすると久しぶりの道場の空気を身体一杯に吸い込んでおりました。
そんな中で遣い合った三学、燕飛でありました。欲張りな廣川君でありますので、体軸の揺らぎやら剣先のブレに不満とガッカリさを表しておりましたが、その様な事に一喜一憂するのは愚の骨頂で有ります。その日その時の出来不出来に一喜一憂するのは剣の修業にはそぐわない!その日その時の出来を真摯に受け入れるだけで有ります。反省と手応えを確りと受け入れ認識し検証を欠かさねば、その時その場の稽古は確りと自身を熟成させてくれます。
木刀で打ち合う心地よい音が余韻として残った稽古でありました。
さて、10月から日延べに成っておりました道場の耐震工事がいよいよ始まります。おおよそ半年間、道場の使用が出来なくなりました。覚悟していたとは言え、ジプシーの様な稽古状況と成ります。場所の確保が大変そう有ります。