広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

10月第一土曜日稽古会

http://www.megaegg.ne.jp/~yagyu-hujie/イメージ 1平成29年10月7日、10月最初の土曜日稽古会を行いました。この日は、永原君との直伝稽古と成りました。ここ数か月毎週末に予定を抱えている彼でありますが、この週は土曜日に出向いて参りました。小林君は、暑いタイでのレースに臨んでおります。小林君の健闘をいのりながらの永原君との直伝稽古で有りました。
余人を交えない時にこそ出来る稽古を本日は、行う事としました。そうは言っても基本打込みを外す訳には参りません。先ずは、確りと打込みにて良き汗を流して貰いました。
その後は、前回良き働きが出ました三学を遣い合いました。宮島嚴島神社奉納演武を経験する度に成長、上達を続ける彼でありました。作為しない処で現れる神様からのご褒美を師弟共々味わいました。
今回は前回と違い、二の斬りの二本目に今までに無い良き太刀筋の調子が飛び出しました。又、一つ上の感覚でありました。
本伝の太刀を数本遣い合い、新たなる兵法の伝授に移行いたしました。先ずは、大調子でゆったりと術理を伝授いたしました。慣れぬ捌き、理合に悪戦苦闘の永原君でありました。突如として廣川君に伝授を開始した時の記憶、感覚が蘇って来ました。正面に鎮座しております写真の中の瞳がキラリと光るのを感じました。あ~、廣川君も一緒に稽古していると体感した師弟で有りました。道場内に満ち満ちている彼女の気配は、何時までも変わる事が有りません。嬉しい事であります。

直伝稽古を終えて、明日の予定の為に足早に道場を後にする永原君に良き結果を願いながら声なき声を…念をおくる小生でありました。