広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

3月最初の日曜日稽古会

平成29年3月5日、三月初めの日曜稽古会を行いました。道場正面には、勿論廣川君の写真と鏡餅が供えられております。好美君に見守られながら黙々と一人遣いに精を出す永原君でありました。厳しい先輩の眼を確りと意識しておりました。少し春の気配も感じる事のある昨今で有りますが、この日は少し冬の気配を感じる一日で有りました。その中でも若者は、一人遣いで早くも汗を拭っておりました。厳しい先輩の眼が、そうさせるのでありましょう。

座礼を行い、早速に基本打込みを行いました。順逆の違いを指摘し、正しく遣う事を求めました。下がりの足捌き、もまだまだ満足とはいきません。基本の打込みにおいても段位に相応しい遣い方を求めました。
兵法は、先ずは伝授の序次表44本を遣い合いました。久々の勢法もあり、少し迷いの雰囲気を感じさせる事も有りましたが、何とか打太刀に喰らい付いて来ておりました。
これも又、段位に相応しい遣いっぷりを求めて参ります。締めは、下からと相なりました。
残りを時間を遣い、抜刀の居合表を抜き合いました。昨年は、立合を主に抜いておりましたので今年は、居合を増やして参ります。
一服の時間には、小走りで好美君の写真を取りに行き、献茶する永原君の姿に感謝する小生で有りました。