広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

一月最後の日曜日稽古会


平成30年1月28日、一月最後の日曜日稽古会を行いました。寒さも益々厳しさを増して行く昨今で有ります。六日前に都城まで釘宮先生のお別れの会に車で出向いた際にも九州道は冬用タイヤ規制が掛かった区間が有りましたが、この日は全線で掛かっているのではと思わせる寒さで有りました。
参加予定でありました関戸君は、急遽不参加となりましたが、若者達が馳せ参じて参りました。都城に同行した馬鹿者・・・いや若者は、自身の不始末を詫びてはいましたが、何処まで身に染みているのか・・・まだまだ目を離せない未熟者で有ります。
凍える様な寒さを吹き飛ばすには、基本打込みに限ります。身体の芯から温まる様に行いました。永原君は自身でも稽古後の反省メールで触れておりましたが、打ち終えた後の竹刀の納まりが悪く、暴れ気味で有りました。折角の気付きを無駄にせずに正して行って欲しいと願っております。
小林君は、手の内の納まりにまだまだ締まりが有りません。これまた自身でも感じている様ですので、この日は何も指摘せずに自得を待つ事としました。
兵法は、本伝の太刀を蟇肌竹刀、木刀にて遣い合いました。演武以降何かを会得したと思っている処が、今回は少し甘くなっている若者達でありました。しかしながらこれも又過程であります。決して出来ない訳でも有りません。更なる高みへの一里塚であります。
此の日は、永原君が母校の大学教授への御呼ばれが有りましたので、少し早めに道場を後にしました。
その為に小林君には、予てからの要望が有りました(剣道形)の伝授と参りました。新陰流とは違う所作事、遣い方にドギマギしながらも興味深く取り組んでおりました。これも又当会では、一門皆に伝授いたします。