広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

4月第二土曜日稽古会


平成30年4月14日、4月第二土曜日の稽古会を行いました。齋藤君が明日の宿直をひかえて此の日の稽古会に出向いてまいりました。先週の小林君の開幕戦も本来なら一緒に応援に行く事に成っておりましたが、勤務形態の変更により、取り止めとなってしまいました。小林君の優勝の場に立ち会えなかった事を大変残念がり、悔しがっておりました。
その鬱憤を晴らす様に先ずは、一人遣いに精を出しておりました。いつの間にか、時には初夏を思わせる気候に成って来ましたこの頃であります。忽ちのうちに噴き出す汗を拭いながら、只管木刀を振っておりました。少しづつ身に付けつつある順逆の太刀筋に少し感心する小生でありました。
彼の職業の特性から時として長期の任務が予定外に発生して、少し稽古の回数が減ってはいますが、直実に彼も育ってきております。師の位に有る者としては、嬉しい事であります。
しかし、踏込みの音は、見過ごすわけにはいかず、手本を示しながら正しい踏込みからの心地よい音を求める事を厳命致しました。
本伝の太刀を遣い合いながら、その正しい太刀筋を求める事も厳命致しました。自身で其の太刀筋を感じながら咀嚼する事も求めました。
次なる一手も伝授し、繰り返し身体に染みこむ様に求めました。
最後に新たに手にした真剣を何れの日にか我が身の一部とするべく、時間の許すまで抜き、振らせました。