広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

お盆のお参り


イメージ 2

平成30年8月13日、廣川君の二度目のお盆がまいりました。納骨されてからは、初めてのお盆で有ります。その為かお墓には、初盆用の灯籠もお供えしてありました。お墓の辺りは、この度の豪雨災害で甚大な被害がありました。幸いにお墓への被害は無かったようですが、数百段の階段には土砂の流れた後が見て取れました。
この度の災害の為に墓参りは少し間隔があきましたが、盆の御参りには間に合いました。この猛暑です。お墓に確りとお水を掛け、花を添え、般若心経を唱えて参りました。愛弟子が旅立って、もう暫くで二年が経ちます。昨日の様な・・・数十年経ったような…不思議な感覚で有ります。お経を唱えておりますと(先生!)と何時もの様なあの声で不意に話しかけられた気がしました。・・・又、度々一門で参ります。
お墓を後にし、ご自宅にお供えを携えてお伺い致しました。道中、こちら側からの道路が一本しか無く、可也の渋滞に巻き込まれました。車中から観えました山肌の崩落した様子は、災害の深刻さを物語っておりました。
御自宅には、先週は早めに贈りました胡蝶蘭が美しく咲き誇っておりました。矢張り好美君には、胡蝶蘭が良く似合います。その前に持参の果物籠と皆からのご仏前をお供えしました。仮祭壇でニッコリと微笑む好美君も嬉しそうでありました。今一度般若心経を何時もの様に唱える小生の傍でお母さまがニコニコと静かに控えておられました。
暫し、この度の災害の事に話が及びました。陸の孤島状態で有りました熊野地域は、今でも渋滞が酷い様ですが、物資の不足は解消されているとの事でした。早い復旧・復興が望まれます。
この度は、お盆の最中のお参りでしたので一人でのお参りと成りましたが、早い時期に又一門で出向いて参りたいと思います。