広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

9月最初の土、日曜日稽古会

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平成30年9月1,2日。9月の最初の土日稽古会を行いました。此処の処、何かと所用の多い永原君が、土曜日に出向いて参りました。彼なりに出来る時を少しでも稽古に使いたいと言う心持で有りましょう。その気持ちに応えての短い時間の土曜稽古でありました。しかし出来る事を短い一時に集約した充実の時間でありました。時として深すぎる打ちの解明も果たした様で有ります。
次の日は、シーズンも終盤になってきて益々忙しくしている小林君とこれまた出航の多い齋藤君が出向いて参りました。
慌ただしく日々を過ごしている若者の為にこの日は、心を調える為に少し長い呼吸法を共にしました。最初は、数息で終了する呼吸法が、様子が違う事に気が付き、心の揺らぎを発していた若者達で有りましたが、次第に揺れが小さく成って来て一つと成りました。一体と成るに要した20分でこの日の始めの呼吸法を終了としました。ニンマリとした廣川君の笑顔が垣間見られました。
呼吸法を持って行う基本の打込みをこれまた少し長めに行いました。折角正座しての呼吸法を磨いたのにそれが基本の打込みでは何も生かされておりませんでした。気が付くまで繰り返しました。何時までもパクパクと開きっぱなしの口を厳しい口調で噤ませました。入門以来、最初から指導している事が、いまだに身に付いていない・・・阿呆としか言い様がありません。
何事も伝えられた事を自分の都合の良い方にばかり解釈し、独り善がりに陥るこの未熟な若者達には、手を緩める事など絶対に出来かねます。時には人格無視とおもわれる様な対応も必要でありましょう。
その後、本伝の太刀、抜刀を遣い合い、本日の稽古を終了としました。
一服の一時に判明した門弟達相互の欠礼・・・断じて許し難い事であります。どの様に収束し、報告してくるか・・・暫し成り行きを見守ります。http://www.megaegg.ne.jp/~yagyu-hujie/