10月7日、10月最初の日曜日稽古会を行いました。ここ最近の週末近くなると上陸を繰り返す台風の為に結局先週の日曜日も稽古を見合わせる事となりました。平生なら気候の良いこの時期に何と勿体無い事でありました。遅れを取り戻すではないですが、本日の稽古会はその様な心持も無きにしもあらずでありました。
先週の叱責を肝に銘じた筈の永原君が、出向いて参りました。一を聞いて十を知る・・・とまでは申しませんが・・・その都度その都度指摘せねば、気が付かないこの未熟な若者達との行が本日も始まりました。
先ずは、一人遣いを繰り返す彼の様子を見守りました。10年目に入った彼の修業は、鈍牛の様な歩みではりますが、確りと着実な歩みを進めております。
時としてハッとするような踏込みを繰り出す彼でありました。決して利発ではない彼のしかし着実な歩みは、少し頼もしくもあります。しかし時として横着ともとれるその性癖は捨て置く訳にもゆかず、その都度正して行くしかありません。
座礼を行い、基本打込み、兵法と何時もの様に稽古を積み重ねました。一本一本を積み重ねながら都度都度の新たなる手応え、感覚を共有しながら毎回新鮮な感動を今日しながら本日の稽古も終了いたしまいた。
