広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

3月最初の日曜日稽古会・・・そして月命日のお参り

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平成30年3月4日、日曜日稽古会。12日廣川君月命日のお参り。

三月の声を聴くと寒さの緩む日が多く成って来ました。一人遣いで木刀を数本振る内にも汗が知らず知らずの内に噴き出して参りました。特に汗っかきの永原君は、懐の手拭いで額の汗を拭う回数が半端では有りませんでした。しかし、あくまでも心地よい汗でありました。
座礼を行い、基本打込み、勢法を短時間の内にも確りと遣い合いました。此処の処少し公私にわたる出来事で疲れ気味の永原君は、その兆候が拳の下がりと成って表れておりました。その点だけは、捨て置く訳にもゆきませんので指摘し、正す事を求めました。
勢法の中では、踏込みは時として良き働きを見せておりました。問題は其の連動で有ります。良き踏込みを良き連動として遣い切る事を求めました。特に合撃に工夫を求めました。

12日は、廣川君の14回目の月命日でありました。お供えの花が届いたとのお母さまからのお電話を頂き、好美君の好物の苺を携えてお参りに行って参りました。14回目の月命日・・・何とも早い月日で有りました。何時もの様に微笑みを湛えて迎えてくれる好美君の前で(般若心経)を唱えて、日々の報告を行いました。静かに見守るお母さまも、月日の過ぎゆく速さに、寂しさが募るばかりでご様子で有りました。