広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

2019年、初詣そして・・・お墓参り



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平成31年1月6日、当会恒例の宮島嚴島神社参拝と廣川君お墓参りを行いました。
嚴島神社では、拝殿にて一門の今年一年の健康と真の上達を目指しての良き精進が出来ます様にとの心願成就を祈念し・・・廣川君の冥福を祈り捧げました。
毎年、奉納演武の際にお世話に成ります担当神官の皆様にもご挨拶が出来、何時もの様にお心尽くしを賜りました。有り難い事であります。
毎年の恒例行事でありますが、何時も身の引き締まる一時であります。
大鳥居をバックに記念写真を廣川君と共にとり、嚴島神社を後にし、これまた恒例の天婦羅処(津久根島)に場所を移し、新年会を行いました。
昨年来の失態を繰返す者達も同席しておりましたので、図らずも新年早々の説教タイムも行う事に成って仕舞いました。これまた避けては通れぬ処と感じ、言わねば判らぬ未熟な者達に言葉を尽くしました。
嚴島神社で賜りました、お守りと気持ちばかりの破魔矢を手渡しながら一門の向上を願わずにはおれませんでした。
その後は、店主自慢の天婦羅に舌鼓を打ちました。此処の天婦羅を頂くと廣川君の事が思い出されてなりません。自宅療養の際にも、早く回復して此処の天婦羅を食べに行きたいと何度も呟いておりました・・・この日は皆と天婦羅を頬張る彼女の笑顔を一同が共有出来たと思います。

宮島を後にし、お墓に向かいました。300段ちかい石の階段を息せき切らせて足早に上る一門で有りました。前回お参りした際の生花がまだ枯れずに残っておりました。今回の生花を活け、何時もの様に般若心経を唱え、一同で祈りを捧げました。静かに語り掛け、数日後の月命日・・・三回忌のお参りを約束いたしました。あと数日で丸二年・・・あっという間の二年・・・しかし、もう数十年たって仕舞った様な…不思議な感覚であります。