広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

博多での四月定例稽古会

博多での四月定例稽古会を行いました。連休前とは言え人の流れが多い日でした。
博多駅で経験は浅いとは言え真摯に武道に取組んでいる御仁と暫しの歓談をし、博多体育館へ向かいました。
本日から加藤氏がほぼ半年振りに稽古に復帰しました。今後は二度と足を痛める事のない様柔軟な柔らかい遣い方を心得て下さい。
一時から三時までミッチリと基本稽古を行いました。初めての左太刀に加藤氏は目を白黒しながらも興味深げに取組んでいました。江頭氏は前に体を運ぶ事がかなり精密なっていました。メールでの叱責が可也堪えたようで密かに一人稽古を重ねたことが伺われます。ますますその精度を高めて下さい。森下君も回をおうごとに其の正面打ちが様に成ってきています。其の調子で順逆の打ちも取組んで下さい。土居君は打ちの音がかなり良くなってきております。打ちに冴えが出てきた証拠です。しかしなが少々早く打とうと思いすぎて打ちそのものが小さくなるきらいが有ります。注意下さい。
兵法は加藤氏は久しぶりですので三学だけを遣いました。二の切が置きに行く事のない様注意下さい。大調子と言えどもあくまで切るという事をお忘れなき様に。森下くんには中段の八本目から十本目を代授しました。その後も中段を中心に遣いました。やはり現在の課題は順逆です。焦らず精進下さい。土居君には九箇の大詰、八重垣、村雲を代授しました。これで九箇は総て伝えましたので今後はこれを中心にしばらく練ってまいりましょう。江頭氏には表は総て伝えて有りますので後は練るのみです。が・・・九箇に気が行き過ぎているのか其の他の形を見事に忘却しております。勿論一部ではありますが・・・・。大概にして下さい。矩を忘れて矩をこえずで願います。五時間あまりの稽古でしたが可也汗も出る様になり心地良い稽古が出来たと思います。
稽古後は恒例の八仙閣での歓談となりましたが其の席で森下君の大阪転勤の報告がありました。身分は此の儘広島柳生会の会員のままで置きます。少々稽古が遣りにくくなりますが広島での稽古と小生がたまには大阪まで出向き稽古を行いたいと思います。