広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

博多での初稽古

博多での初稽古を行いました。雪の予報がでておりましたので新幹線の大幅な遅れを心配しておりましたが三分の遅れですみました。今回はいつもの博多体育館ではなく西体育館で行いました。野原君は仕事の都合で欠席となりましたが今年から正式に広島柳生会の正会員に迎えた土居君も勿論参加です。加藤さんは今だ足の怪我がおもわしくなく見学となりました。稽古がしたくてムズムズしているでしょうが今しばらく自重下さい。
まずは基本稽古です。何時もの手順に今回から博多でも左足での踏込み、左太刀を加えました。ますます基本稽古に時間を懸けるようになりますが暫くは基本稽古に重点を置きます。森下君は一人稽古を行っていることが良く感じ取れます。正面打ちが徐々に確実に良くなってきています。正面打ちは其の調子で精度を高めて下さい。問題は順逆です。拳の収まりが低すぎます。もたれ掛かる様に遣っています。特に気を付けて一人稽古で取組んで見てください。土居君は体軸をもっと意識してみて下さい。僅かな意識の希薄さが体の左右の入替えをやや不自然なものにしています。それとやはり相懸けです。常に手応えを大切に精進下さい。これが旨く行かねば次が始まりません。もう一つ言えば今だ打ちではなく(あたり)になっていることです。出来る出来ないではなく常に打ちでなくては・・・。
大坪さんは踏込み足の一点に集中して下さい。今は他の事には気を使う必要はありません。これが有る程度自然に使える様になれば色々良い影響を他に及ぼすはずです。江頭さんは正面打ちに隙が出来ます。拳が人中路を正しく通らずにやや外れ気味出てくる癖がついています。この悪癖を取り除くのが急務です。しばらくこの一点に懸かりっきりの一人稽古を行って下さい。そうすれば左足の合撃も無理なく行えると思います。基本稽古の後は八勢、中段の11本12本目の伝授を行い1本目からの通し稽古を行い、江頭さんは九箇を行いました。まだまだ悪戦苦闘が続きますが焦らずに着実に参りましょう。三時間半の稽古となりましたがもう少し時間が欲しいと感じました。この人数であればやはり五時間は欲しいと思いました。次回は延長が可能であれば調整願います。
稽古後は何時もの八仙閣で楽しい剣談に花を咲かせ博多を後にしました。次回は広島で土日連続の予定にしておりますので早めの参加予定の連絡を下さい。