広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

広島での二日連続の稽古会の初日






28日29日と広島での連続稽古会の初日です。参加を検討しておりました博多の土居君は已むおえぬ事情にて不参加となりましたが呉の宮本さんと三時間、二人っきりでみっちり濃密な稽古となりました。宮本さん専用の稽古内容としましたが宮本さんは休む間がありませんので基本稽古では直ぐに汗が噴出し息が荒く乱れてきましたがそこは自衛隊で鍛えて来られた方ですから見事に頑張っておられました。いつもの手順に少しずつ新たな物も加えそれぞれに手応えが得られるまで繰返し行いました。特に相懸は良き手応えを感じられるようになりました。下がりの相懸返し、流しも随分良くなってきました。基本稽古の成果がでてきました。左太刀もやがて様に成って来る事でしょう。今回は下段の伝授を行いました。通常言う所の下段と余りに違うその位に最初は戸惑っておられましたが技自体は八勢、中段の中で修行してまいりましたので違和感なく挑戦していました。中段は柳生先生が言われる様に一つの山ですので時間をかけ回数多く焦る事無く遣ってまいりましょう。29日は博多から野原君が参加予定です。彼にも下段に挑戦して貰うつもりです。