広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

広島での二日連続稽古会初日

イメージ 1 広島での二日連続稽古会の初日稽古を行いました。博多から土居君が参加しました。呉の宮本さんは無論参加です。
今回も基本稽古に充分時間を遣いました。正面打ちから始まり左太刀の順逆まで一時間半余りをかけ基本刀法を練り合いました。土居君には右手の人差し指の遣い方、あり様が気にかかりましたので指摘しました。新陰流では(龍の口)と言い、その有り方の教えがあり又(攻め指)でもあります。基本稽古のなかで指の有り様で体の状態の違いが確認できた様子です。又後足を生かす事にも今後気を注ぐ事を進めました。之は宮本さんにも取組んでもらっていますが、途方もない回数の打込みを数年をかけ繰返すしか方法が有りません。粘り強い修行を期待します。その後、中段の13本目14本目、下段を伝えました。下段の相懸けに自身が悩んでいる相懸けのヒントを掴んだ様です。八勢、中段、下段、三学を遣いそれぞれに問題点をほぼ一点だけを指摘しその部分だけを数回繰り返し遣い、相懸け流しの前進後退を道場一杯をつかい行い新陰流の稽古を終了しました。
折角ですので剣道形を打って見ましたが小生の予想通り六段受験の為の手順をなぞるだけの形でしたので今後出来うる限り形でも練る稽古を勧め本日の稽古を終了いたしました。明日は地稽古も行ってみようと思います。