広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

広島での2月二回目の稽古会

先週に引き続き広島での稽古会を五月が丘の道場にて行いました。博多から四ヶ月ぶりの広島での稽古に参加になります江頭氏、毎月参加の野原君そして毎回参加の宮本さんとの稽古会となりました。
12時からの稽古となりましたが2時まで基本稽古に時間をさき正面打ちから始まり左太刀までタップリと繰返し稽古を行いました。ますます各人ともこの稽古に熱が入ってきました。嬉しいかぎりです。江頭氏は博多での稽古でも感じましたが打ち込むときに体軸が崩れます。これは此の儘ほおっておくことは絶対出来ませんので本人が実感出来るまで遣って貰いビデオでもその崩れを確認して貰いました。充分納得できた様ですので今後の一人稽古に期待します。野原君の課題は今は踏込み足これ一点ですが本日はもう一つ、一つ一つの打ちにもっと気を込める、魂を込める事を要求しました。ただ形をトレースするだけでは100年やってもものにならないと指摘しました。二人の人生の先輩に比べ其の点が物足りないと感じました。宮本さんは左足の適度な引き付け、その後の体の安定に努める事に集中してもらって良いと思います。他のことと違い剣道の根幹に関わる事ですので少し時間が懸かりますがめげずに続けてください。いずれ物になります。その後八勢、中段、下段と行い江頭氏には九箇も遣って貰いました。そして最後に三学を遣い稽古を終了しました。ほぼ5時間休みなしの稽古でしたが皆さん満足できましたでしょうか。小生は大変満足いく稽古であったと思います。毎回各人に少しづつ手応えが出てくるのが感じられ嬉しく思います。次回は宗家継承式の関係で第四周の土曜日、日曜日の二日連続となります。博多での稽古を取りやめて広島での連続稽古とするかもしれません。おって決定は連絡します。