広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

広島での二日連続の稽古会

イメージ 1 昨日に引続き連続の稽古会を行いました。博多から野原君が参加し呉の宮本さんも勿論参加です。天候はまずまず穏やかなものでしたがやはり五月の道場の床は冷え冷えとしていました。野原君も少し風邪気味なのか鼻水を拭いながらも熱心に稽古に没頭していました。野原君は最近自身の最重要課題が踏込みに有ると自覚し小生もそう思いますので基本稽古の段階から手本を示しながらその点に重点をおきすべての基本を繰返し行いました。兎に角足の踏み方、踏込みが驚くほど稚拙です。したがって総ての打ちが置きに来てしまっています。生きていない。体捌きが出来ない。しかしながら本人自身がそれに気ずいたのが尊い。今の気持ちが継続する限り近い将来徐々に様に成ってくると信じています。宮本さんも昨日に引続きの稽古ですが基本の連続遣いに息を切らしながらも気迫を前面に出し、熱心に自身の課題を自覚しながら挑戦していました。基本稽古の次には手順を変え下段を行いました。まずは宮本さんに昨日のお浚いを兼ねてまず遣ってもらい、次に野原君に伝承を行いました。彼も一般的に言う所の下段と余りに違うその位にかなり戸惑っていましたが技自体は八勢、中段に含まれていますので手順を覚えるにはさほど時間を要しませんでした。しかしながら手順を覚えてからが真の稽古です。繰返し練ってまいりましょう。その後、八勢、中段、三学を行い各自の課題を指摘し手応えを得られるまで行い、それなりに良き手応えが出たところで稽古終了としました。各人によき手応えを持って帰って貰えたのではと思っていますしそうあって欲しいと思っています。稽古後は恒例の楽しい剣談に花を咲かせ散会しました。来週も五月の道場にて稽古会を行います。都合をつけ参加下さい。