広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

今年最後の稽古会

イメージ 1 今年最後の稽古会を行いました。天気は晴天でしたが、さすがにこの時期になりますと五月の道場はかなり冷え込んでおりまして寒稽古の様子を呈して参りました。寒さは心身ともにピリットして気持ちの良いものです。
心身を暖める為、基本稽古は何時も以上に念入りに行いました。流石に宮本さんも呼吸をかなり乱していましたが何とか最後まで遣り通しました。元立ちに指摘して貰わないと自身がきずかない事が今更ながらにある事が良く自覚出来た様です。一人稽古は勿論大切ですがそれには限界があります。両輪と心得て之からも精進下さい。
兵法はいよいよ三学(下から)の残り弐勢法の代授を行い、時間の許す限り通し稽古を行いました。取り上げとの違いに四苦八苦しながら新陰流表太刀の第一に嬉々として取組んでおられました。来年は伝授の序次の表は勿論大切に稽古を重ねますが、特に下からを心行くまで練って参りましょう。今年一年、休むこと事なく良く熱心に精進なさいました。敬意を表します。今後とも弛まぬ精進を期待します。剣道は心技体ともに調子の良い時は勿論、芳しくない時も休まずに稽古する事が大切です。休んでしまっては元の木阿弥どころかマイナスとなってしまいます。
来年は稽古初めを13日とします。