令和三年4月11日、二年振りにスーパーGT開幕戦に出向きました。無論、小林君の戦いぶりを見届け、エールを送る為であります。一週間前の送り出し稽古で気を入れた愛弟子の気一杯の戦いぶりを見守りました。
22番グリッドのすぐ傍の観客席に難なく陣取る事が出来ました。やはりコロナ禍の状況ですので、入場制限がかなり掛けられておりました。例年から比べれば三分の一くらいの入場者に抑えられている印象でありました。しかし、このシーズン開幕を待ちわびた全国からの入場者の熱気は例年に負けない物がありました。
スタートグリッドに戦闘マシーンを止め、操縦席から降りて来た小林君は、最早一人の世界に入り込んでおりました。よく言えば集中できた状態ではありますが・・・剣の修業で伝えている理想の状況から言えば・・・まだまだ未熟・・・周りを感じる事が出来ていませんでした。之が彼の今後の課題でありましょう。
300キロを超える高速走行のGTマシーンの壮絶なバトルを見守りながら、プロドライバーとして彼なりに確固たる地位を確保し、立派に戦い抜いている剣の愛弟子の姿に・・・少し見直した師の位の小生でありました。それだけに・・・剣の修行の成果を今少し生かして欲しいとも思いました。・・・活かしているとは思っても・・・今少し上の境地に至って欲しいと!
小林君、チーム共に良き戦いを繰り広げ、ポイント獲得あと一歩まで迫る戦いでありました。初戦での手応えと、課題を見つけて、次戦以降の期待を膨らませて岡山国際サーキットを後にしました。