広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

新年定例稽古会

今回は学校行事の関係で夕方からの稽古会となりました。本来であれば一年を通して一番寒い時期での夜の稽古会ですので身を切る様な寒さを想像しますが何とも拍子抜けするようでした。天候不順と言わざるをえません。おかしげな人間、事件の多さはやはり天の運気の乱れ故でありましょう。


夜の稽古会ですので稽古時間は少し短めとしましたが其の分密度は濃いめとしました。基本稽古では終盤腕が上がり難くなった様ですが呼吸を切らせながらも何とか遣り通した様です。たまには力を入れようとしても入らない処まで追い込んでいく事も必要ですので良い機会と成ったかもしれません。左太刀のバランスも回数を重ねるたびに良くなって来ました。やはり遣うしかありません。


その後、試合勢法(中段、後雷刀)三学(高揚勢)と遣い、昨年から取組んでおります(下から)に移り、繰返し遣いました。遣えば遣う程味が出てくるのが三学ですので之から益々楽しさが増して行く事でしょう。


今回は新たに(雷刀打中下段)の三本を代授しました。やはり試合勢法は本伝の太刀よりは馴染みやすい様でさほど違和感なく取組んでいました。次回は博多での今年最初の稽古会となります。


追、NHKの宗矩の番組を見るとはなしに見てしまいましたが江戸柳生の番組に柳生会の一場面が出てきたのには魂消ました。またその内容、俳優の剣の遣いっぷりその勢法の出鱈目さには呆れてしまいました。こんな番組を作るNHKに受信料拒否者がでるのはあたりまえで有ると感じました。