広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

四月定例(広島)稽古会

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世の中で言うところの新年度の定例稽古会を五月の道場にて行いました。今回から今一人の体験稽古のメンバーが加わりました。現在体験稽古に参加していますメンバーのパートナーつまり御夫婦での参加です。当会では初めてのケースとなります。


先ずは鏡の前で手本を示しながら基本動作を写し取って貰いながら繰返し稽古を行って貰いました。勿論ご夫婦一緒に。何度も言う様にこの単純な繰返し稽古に何らかの興味を感ずる事が出来ない者は武道には不向きですので他のことを志したほうが良いとのアドバイスも付け加えておきました。今回のところは其の心配は杞憂の様子です。興味深く自身の身体の動きに興味深く取組んでいる様子が伺われました。


礼法の後は先ずは総て体験して貰うべく基本稽古(打込み)にも出来る範囲で参加して貰いました。数回先輩の夫を手本?に真剣に取組んでおりました。宮本氏にも良き刺激に成っているようでなりよりです。しかしながら、刺激が過ぎて少し今回は力みが出ていた様です。これだから人間は面白い。心が感じた刺激が身体に表れ、身体を正す事によって心が納まる。形稽古の重要な理が此処にあります。


兵法は本伝の太刀を中心に勿論体験稽古の二人には三学(とりあげ)のみに取組んで貰いました。初めて方には一刀両段のみを、その他には五本総てを繰返し行って貰いました。宮本氏と打つ我々の形も見取り稽古してもらいながら雰囲気を感じてもらいました。


兎にも角にも充実した時間を共有出来たのではないかと思っております。今回は歓談の時間が取れませんでしたので感想を聞く事は出来ませんでしたが其の様子を見ればまんざらでも無かったではと感じております。