広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

六月広島での定例稽古会

六月広島での定例稽古会を行いました。今回は今年一番の蒸暑さでありました。前回の博多での弱冷房の中での稽古会と言うわけにも行かず五月の自然の風がそよそよと吹いてはいましたが、そのジメジメとした様子と言いましたら立っているだけで剣道着にあせが染み出してくる有様でした。しかしながら稽古で汗をしっかり流している間にサッパリとした気持ちになり返って何時もより爽快感を感じたのは小生だけでしょうか。


基本稽古は各人常日頃の一人稽古の賜物で、毎回前回を上回る手応えを感じさせてくれる熱き打込みが続きました。正しく(昨日の我に今日は勝つ)を地で行っていると良いのではないでしょうか。小生にも良き励みになります。


兵法におきましても三崎君は相懸けに良き手応えを得た様子がありありと見て取れました。細君は合撃に心地よい感触が残ったようで両君の感動は小生のそれでも有ります。この様な瞬間がたまりません。今後とも多くの感動を共有したいものです。


抜刀も日増しに刀の扱いがこなれてくる様子が見て取れます。立合の技も勿論ゆったりと遣う事が絶対条件ですが二本代授しました。程無く早く振っても弊害の無いようになりますでしょう。愛刀と共にますます稽古にのめり込む様子が目に見えるようです。