広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

10月博多定例稽古会

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昨日の広島での稽古会に続き、10月博多定例稽古会を行いました。博多は昨日の広島以上に蒸暑い一日でした。さすがにこの時期には道場に弱冷房が入るわけも無く、しっかりと良き汗を流しました。


まずは一人稽古の延長で抜刀の稽古から始めました。立合の表裏10本をじっくり抜き合いました。抜き付け、抜き打ち、峰谷の斬り、手の内、体捌きの納まり等。特に昨日同様に左開、右開の身体捌き、足捌きに連動するその刀法の再確認を重点的に行いました。


兵法はいよいよ今回から土居、野原両君には打太刀を始めて貰いました。野原君は少々腰が引け気味でしたが厳命して行って貰いました。特に合撃の打太刀は遣って見てその困難さに両人とも少々絶望感さえ漂わせていましたが、これは出来なくて当たり前です。30年やっても出来ない者がほとんどです。自分を信じ弛まず遣りぬくのみです。もはや始まってしまったのですから。特に今回も熊本から稲垣君が参加しましたので小生は勿論彼を相手になんども入れ替わり立ち代り休む間もなく三学を遣い続けて貰いました。両人はもとより稲垣君にも良き特訓になったのではないでしょうか。


いよいよ両名が打太刀に入りましたので月一の定例稽古会以外に自主稽古も視野に入ってきました。延春先生のお導きによりはじまった博多での稽古会も新たなる時期に入ってきた様です。