広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

10月第三日曜日稽古会

平成28年10月16日、10月第三日曜日のこの日も大竹にて稽古会を行いました。先週の稽古の際に、この土日が地域の秋祭りになっていて、一部交通規制が懸かると聞いておりましたが、広島方面からは支障なく道場に到着する事が出来ました。この時期は、広島でも至る所で秋祭りが行われていまして、何やら子供の頃を思い出し、少し心がウキウキ致します。今年も地震や豪雨、火山の噴火と痛ましい災害がおきてしまいましたが、今しばらくは秋の収穫を祝う秋祭りを楽しみたい物であります。
流石にクーラーは必要ないかと思っていた道場内でありますが、一人遣いを始めますとそうもいかづに僅かにこの日も助けを借りました。
基本打込みでは、さらに大量の汗が心地よく道着をつたっておりました。熱を帯びてまいりますと何故にか下がりで足をバタつかせていた永原君でありました。足がおぼつかねば、竹刀がついて来る筈もなく、更に大量の汗を流しておりました。
兵法に入りまして、やはり初太刀の踏込みに気がこもっておりませんでした。やはり初一本から気を込めねば剣とは申せません。言葉にても指摘しておきました。その後、九箇、下から、小転と遣い合いました。村雲の打込みには、次に繋がる雰囲気が出て参りました。次回以降が楽しみであります。
日曜日のこの道場は、時間が限られておりますので、残りの時間をみながら抜刀を抜きあいました。
何気なく腰に差した刀姿に、様になってきた様子を醸し出す永原君でありました。振り込んで来た月日が懐かしく思い出される時間でありました。