広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

ゴールデンウイークの京都大会

平成30年4月29日、ゴールデンウィークの初日に京都武徳殿に出向きました。その日は、野原君が付添として馳せ参じてくれました。6年前に彼と廣川君を従えて演武をして以来の京都大会でありました。廣川君と共に武徳殿の前で写真に納まる野原君も感慨一入であった様です。あれから6年・・・色々な事が有りました。6年前のこの日は、剣友村山さんの49日法要の日でありました。すぐ傍に有ります平安神宮への参拝をしている折に、法要の終了を知らせる一報がありました。その日の演武も剣友を失った寂しさに堪えかねての決定で有りました。
それから6年・・・廣川君を失った事が・・・小生をこの場に導いた様で有ります。三人の思い出の地で今回は、剣道形の模範演武を行いました。形を打ちながら、ありし日の愛弟子の姿を思い出しておりました。傍で観ていた野原君もまるで廣川君と形を打っている様に感じたのではないでしょうか。
形を打ち終え、6年前には時間の関係で寄れなかった六盛で手桶弁当に舌鼓を打ちました。一人はしゃぐ廣川君の気配を感じた二人で有りました。この場に来たがっておりましたので。

廣川君の一周忌、村山さんの七回忌を終えて訪れた京都武徳殿を後にしながら、おそらく此れからは、毎年来る事に成るであろう予感を感じながらその場を後にしました。      合掌!