令和三年１月１５日、宮島嚴島神社への初詣を行いました。 当会の恒例であります。本来初稽古の前に行う行事でありますが、７日に宮島口まで出向いたものの強風によるフェリー欠航によりその日の初詣は叶いませんしたので、本日となりました。
GoToキャンぺーンの一時休止と首都圏を中心とする１１都道府県の緊急事態宣言の影響で有りましょう、宮島への渡航者はまばらで有りました。
宮島桟橋から久しぶりに表参道を歩いて嚴島神社へと向かいましたが、シャッターを下ろした店も多く、観光客も・・・。本当に心配の状況で有ります。馴染みの店も廃業したものもあります。とても此の時期の宮島とは思えない状況でありました。
嚴島神社表口に到着した時の様子を写真に納めました。一同が驚いたのが・・・水面の高さであります。満潮であったとは思いますが・・・波一つ無い静かな海面が回廊の床板寸前まで迫っておりました。これで風でも吹けば、忽ち潮が回廊上に上がってしまうのでは・・・・。これも地球温暖化によるものでありましょうか。
嚴島神社に入り、自祓いを行い、拝殿へと向かいました。祈願書をしたため、一同（廣川君も共に）静かに頭を垂れてお祓いを受けました。毎年奉納演武で何かとお世話に成る禰宜様の祝詞奏上を聴きながら、今年の精進の始まりを再確認致しました。御幣を頭に頂く際には、禰宜様が廣川君の遺影にも何時もの様に心を込めてして下さいました。有り難い事でありました。拝殿を退場する際には、お声をかけて頂き（もう四年成りますか・・・早いものです。毎年祓殿で演武されていた事が思い出されます）と廣川君へのお言葉を掛けて頂きました。ただただ感謝しかありません。
お祓いをして頂き、久々に穴子飯の名店、藤田屋へと向かいました。平生なら一時間待ちもザラでありますが、この日は予想通りすんなりと入店出来ました。廣川君も無論大好きでありました絶品穴子飯に皆で舌鼓を打ちました。
今年の嚴島神社奉納演武は、状況次第でありますが、常識的には昨年同様に近隣の内々のみでの開催とならざるを得ませんでしょう。無論、神社との相談の上では有りますが、参拝禁止と成る以外は、少人数でも執り行いと考えております。
心配の為の心配をしても致し方ありません。我ら一門は、日々遣るべき稽古精進を弛まなく行い続けるばかりであります。その中で天の導きの儘に行動するのみであります。
