広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

第24回宮島嚴島神社奉納古武道演武大会


平成30年6月3日第24回宮島嚴島神社奉納古武道演武大会を行いました。全国から18流派団体総勢120名の参加を得る大会と成りました。今年は全国的に梅雨の入りが一週間早く、当日の雨を気に懸けておりましたが、大会開催には絶好の天候に恵まれまして安堵いたしました。
今回で実行委員長を仰せつかって四度目の大会で有ります。大会当日までの三か月余は準備に忙殺されましたが、苦労の甲斐あり天候にも恵まれ、全国から大勢の参加者にもお出で頂き、盛会に執り行う事が出来ました。
正午から正式参拝を行い、そのまま祓殿にて開会式を行い、引き続きの演武開始と成りました。
各流派団体の代表演武者が、夫々の誇り矜持を胸にこの一年の修業精進の証を嚴島の神様に奉納致しました。
当会では、この大会を目指して日々の稽古精進を行っておりますので、勤務の都合上参加できなかった者達の想いも共にしております。
場に臨んでは、ただ現在只今の自身の全てを気一杯に出し切る事のみを厳命して場に立ち、遣い切る事に集中させました。
此の一年の夫々の想い工夫精進の全てを出し切り、神様からのお言葉を頂き、次なる一年に想いを馳せる一門で有りました。
共に場に臨んだ廣川君も一門の演武を見守りながらも何時しか場に立ち、得意の兵法を凛として遣っておりました。この聖なる場に立つと常に一門と共にある好美君の気配を強く感じる一門で有りました。

良き大会を終えて、恒例と成っております大巌寺の傍の天婦羅屋(津久根島)で打ち上げを行いました。演武の感想を肴に喉を潤し、美味な天婦羅に舌鼓を打ち、時間の許すまで楽しい一時を過ごし、お開きと致しました。