広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

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令和元年8月25日・・・永原君稽古再会の日。

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8月第四日曜日の稽古会を行いました。この日は、一か月余りの道場出入り禁止を命じておりました永原君の状況説明の場を先ずは設けました。

先に出向いて来た齋藤君の一人遣いの指導中に到着した彼を暫しの間、正座をして待たせ、齋藤君に対する事前直伝を終えた後に齋藤君にも同席させ、此処までの顛末の詳細を求め、其の非礼を厳しく糺しました。

判明したのは、現状への取組み不足、誠意と言霊の圧倒的不足・・・人間力の未熟・・・此れに尽きます。

これは、師の位に在る小生の責任でもあります。その事を痛感し、彼が此れから進めようとしている根幹に成る事の決定(けつじょう)を厳命して、本日からの稽古参加を許しました。

座礼を行い、正面の廣川君に報告をおこなわせ、先ずは木刀にての打込みにて,此処暫くの心身のアクを汗として流し尽くさせました。滝の様に滴る汗が床に流れ落ちる様子から彼らの清々しい気配が立ち上っておりました。

本伝の太刀を掌中の珠を磨くように遣いました。共に磨き合う此の一時の何と有り難い事か・・・正面にて微笑む廣川君の気配を感じたのは・・・小生だけでは無かったで有りましょう。