広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

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第3回、日本抜刀道連合会全国大会・・・9月15日栃木県鹿沼市 英信館道場にて

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抜刀試合風景


令和元年9月15日、第三回日本抜刀道連合会全国大会へ出向いて参りました。今大会は、抜刀(試斬)の全国大会であります。大会での特別演武を依頼され、鹿沼の地へ初めて遠征致しました。片道1000キロの道程を永原君を伴い車にて出向きました。三連休の初日と言う事もあり、14時間のドライブで有りました。

剣道の稽古で警視庁(東京)までは車で出かけた事は有りましたが、東京を車で超えるのは初めての事でありました。

毎年宮島嚴島神社奉納演武大会に参加頂いております英信館館長桶田先生のからの依頼で有りますので、喜んで参加させ頂きました。

会場は、桶田先生が経営される会社の敷地内にあります先生の個人道場、英信館にて開催されました。東北復興支援を会社をあげて行っている関係で、震災以降永らく支援物資の倉庫として提供されており大会の開催も自粛されていましたが、9年ぶりの開催となりました。

道場の中央には約300本の巻藁が積まれており、平生の演武会等では見られない光景であり、演武するにも打つ形(勢法)の展開を能々工夫検証せねば難しい状況でありました。

少し早めに会場に入り、永原君と共に場の確認を入念に行い、本番を迎えました。

開会式の最後に我々の出番が設定されており、永原君も緊張の面持ちで出番を待っておりました。

出番が来れば後は、気一杯の勢法を打つのみでありました。彼我一体となり師弟共々己を尽くし、(三学円の太刀)(試合勢法中段14勢法)(燕飛の太刀)を一気に遣い切りました。

永原君は、現在只今の己を尽くしてくれたと思います。無論反省点や検証は尽くさねばなりませんが、それは今後の精進に必ず活きてくると確信しております。

師弟共々良き一日でありました。機会を頂いた事に感謝、感謝の気持ち一杯でありました。