令和元年12月24日、クリイスマスイブの日に 廣川君のご自宅にお参りに出向きました。数日前に当会からお供えとして贈りました胡蝶蘭が廣川君の傍で誇らしげに可憐に咲き誇っておりました。
好美君の兄弟弟子達から預かっていた数々のお供えと好美君の為に用意した甲手、ご仏前を遺影のかざられている仮祭壇の前に供えさせて頂きました。
今回持参しました防具(甲手)の経緯をお母さまにお伝えし、生前好美君が防具を身に付けての地稽古をしたがっていた事も伝えました。其れを聞いて大変驚かれておりました。ネームの刺繍された甲手を慈しむ様に眺めておられました。
久しぶりにお母さまと長い時間お話を致しました。最近足を傷められお墓にお参りできない事を悔やんでおられましたが、お墓は私ども一門でお守りする旨をお伝えすると安堵されておりました。日々遺影に向かって好美君とお話ししすると話されるお母さまの眼には何時しか涙が滲んでおられました。年が明ければ彼女が旅立って丸三年がまいりますが、寂しさは募るばかりのご様子で有りました。
来年の命日に又、お参りに伺う事をお約束してご自宅を辞しました。