広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

令和二年・・・新年稽古はじめ、初日。

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令和二年稽古はじめ…初日…命日のお供え。

令和二年1月11日、稽古はじめ初日の稽古会を行いました。全員が揃う一日で行いたかったのですが、皆の業務の都合上、土日連続の稽古はじめとしました。

明日は、廣川君の命日であります。明日のお参りの際にお供えする果物籠を廣川君の横にお供えしての稽古はじめと成りました。

今年は年初から雪の降る気配もなく、時期としては温かい穏やかな天候が続いております。此の日も道場内は例年なら冷蔵庫の様な寒さでありますが、左程でもなく寒稽古としては少し物足りない・・・。そんな稽古はじめと成りました。

さりとて僅かな冷気は無論道場内に満ちていて、清々しい空気を身体一杯に満たしての稽古会でありました。

正面に対して師弟共々静かに呼吸法を行い、気を一つとし稽古はじめの挨拶を行い、お年賀の品を手渡しました。

さあ、今年も精進の日々の始まりであります。先ずは、木刀にて大きく、正しく、しかし激しく打込みを息が切れるまで行いました。途中真剣にての撃ち込みの際に時として現れる刃絡みの状態が現れ、永原君の驚いたような気を感じ取る事が出来ました。驚きは、感動でも有ります。一瞬、木刀どうしが食い込み、一体化した事に驚きを伴った感動を覚えていた様であります。

今年最初の三学を慈しむ様に、しかし気一杯で遣い合いました。何時遣い合っても毎回、新鮮な気持ちとなりそして楽しい・・・有り難い事であります。その後、別の本伝の太刀を打ち、時間の許すまで真剣にて抜刀を抜いて貰いました。

この日は、時間の都合上、地稽古は行いませんでした。地稽古はじめは、明日からとします。

明日12日は、廣川君のご自宅に先ずは出向き、その後お墓にお参りを致します。そして稽古はじめ二日目を行います。

日記