広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

1月第四土日稽古会

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1月26日稽古会

令和2年1月25,25日土日稽古会を行いました。土曜日は、齋藤君との直伝稽古と成りました。彼も陸上勤務と成ってからは、時間的に余裕が出て来た様で可也の確率で土日両日の参加が増えて来ました。昨年から第一期の上達期を迎えている彼に取りして大変良い事であります。此の日も基本打込み、兵法、抜刀、地稽古と良き汗を確りと流しておりました。180cmを超える立派な体格を入門当初から持て余し気味の齋藤君でありましたが、少しずつ自身の身体のコントロールを身に付けつつあります。

日曜日には、大阪から野原君が車で出向いて参りました。防具の持参が追加されたのでやむおえぬ事情からであります。しかし長時間の移動と成りますので道中の事を考えれば新幹線で来てくれる方が安心ではあるのですが。

床板の感触を楽しむ様に先ずは、一人遣いに精を出す野原君でありました。彼に取りましても床板の上での稽古は久しぶりで有ります。

冬らしからぬ気候の道場で忽ちの内に顔から汗が噴き出ておりました。

座礼を行い、彼に取りましての稽古はじめと成りますので新年の挨拶を行い、お年賀の品を手渡しました。参拝での記念の品も各自に分けました。

早速に稽古に移り、先ずは全員で打込みに精を出しました。木刀どうしの打ち合わせる心地よい音が、道場に響き渡っておりました。

本伝の太刀に心を籠め、気を込め、体の芯から熱くなるような稽古を展開致しました。最後の燕飛まであっという間の時間でありました。

稽古の締めは、防具を着けての打込みそして地稽古であります。皆、紺の道着袴に着替えて・・・。

形稽古の術理を地稽古で実践しなさいと厳命しておりますが・・・その実践が難しい。只、打って行くだけでは、通用するわけもない。先ずは攻め・・・これを如何にするか・・・若者達の奮闘が期待されます。悩み苦しむところからしか見えて来る筈も有りません。しかし、必ず気づき悟り、身に付いて参ります。奮闘せよ!真理は新陰流の形の中に有り!

日記