広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

4月第二土日稽古会・・・そして月参り。

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4月11日、稽古会

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月参り

令和二年4月11、12日の稽古会を行いました。土曜日は、先週参加できなかった者達が出向いて参りました。久々の平生の道場に出向いて来た割には、どこか人目を憚る様子に、現在世間を覆っているコロナ問題への世の中の雰囲気を感じました。不要不急の外出自粛要請・・・職場、地域からの強い要請は無論承知しておりますが、現時点の状況は学校が再開され、学校施設の使用も許されております(11、12日現在)。その様な環境で稽古を行うべしと判断し、要有りと信じ場を持った者としてこの者達の様子、言動は少々許し難と感じました。

稽古に当たり座礼の折に、その点についての小生の心を伝えました。我々にとって平和なこの様な日本において武道を行う意味、意義・・・日々の稽古に何を求め臨むのか・・・心身の滋養、鍛錬を通して自身を高める・・・魂を磨き合う・・・。稽古を行うと言う事は、私自身にとっては、空気を吸収する、呼吸するに等しい・・・と申し伝えました。

無論この様な世間の状況で有りますので稽古を行う環境は、三密に成らぬ様に配慮し、場に赴く者達自身の自己管理は絶対であります。熱のある事や風気味の状態、緊急事態宣言のされた地域に出入りした者は、出入り出来る訳も有りません。

遣るべき事を行い、場が有るならば、稽古は少人数で行う。これが当会の考えです。心身を常に万全の状態に保つには、我ら武道家に取りましては、稽古有るのみであります。自身の万全の免疫を保つ為にもこれ以外は無いと断じます。

その様な場に出向くのに自身の置かれた環境も有るであろうが、人目を気にするような姑息な心境で有る者は、稽古に出向くに及ばず!

12日の廣川君の月命日お参りの際には、少し長い時間この件に関して話し込みました。・・・ニッコリと微笑む好美君の笑顔・・・我が信じる道をひた向きに歩むばかりでありあります。