令和二年7月19日、日曜稽古会を行いました。当初の天気予報では昨日から雨模様でしたが、予報は珍しく外れて昨日から真夏の様相を呈しておりました。この日の道場内は湿気も多く、且つ気温の上昇も激しい状態でありました。
一人遣いの時から、永原君の懐の手拭いを使う回数が半端ではありませんでした。全体稽古の前から全身に汗が噴き出しておりました。しかし・・・それも又心地よい・・・稽古できる有難さであります。
打込み稽古で更に汗を出し尽くしました・・・。基本稽古の後の一服は、格別でありました。心なしか、身体に涼が宿ったようでありました。
基本打込では、最初は打込む手応えに、叩きに近い力みがありましたが、終盤にはそれも心地よい打撃音を奏でておりました。之もまた人を相手にする難しさであります。
兵法では、左転の打ちに新境地をみせておりました。正面の廣川君の二コリとした気配を感じたのは、小生だけでは有りませんでしょう。良き遣いでありました。地稽古に遣える一打でありました。
真剣での抜刀では、課題を意識しながらも、何やら面映ゆさを醸しでしておりましたので、少し意識を変える言葉を添えました。現象面ばかりに気が行っても問題は解消されません。根本に意識を持たねばなりません。
地稽古では、偶然の産物ではありますが、一本良き摺り揚げ技がでておりました。偶然の産物をもにするのも又自身の気持ちの持って行き方であります。少し言葉を添えておきました。
来週は、野原君が出向いてくる予定です。予定通りに稽古できる事を望んでおります。