広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

7月最後の日曜日稽古会

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7月26日稽古会

令和二年7月26日、7月最後の日曜日稽古会を行いました。この日は、コロナ騒動で久しく参加出来なかった野原君が出向いて参りました。スーパーGT初戦で惨敗した小林君も・・・元気な姿を見せておりました。永原君は無論参加であります。

野原君は、コロナ騒動で宮島嚴島神社奉納大会にも参加出来ませんでしたので、皆に無沙汰の言葉を告げておりました。

これで海上勤務の齋藤君が戻ってくれば・・・後一か月は掛かる予定です。早く全員で稽古を行いたいものであります。

一人遣いの段階で、夫々の課題に応じて一言言葉を添えました。小林君は、打込む太刀と斬り通す太刀の踏込みの拍子、其処からの連動に少し釈然としない気配を醸し出しておりましたので、ヒントを与えておきました。本来なら真の見取り稽古をしておれば、自身で気づく処ではあります。

廣川君の前で心静かに呼吸法を一同で行い、基本打込へと入りました。木刀に対して木刀で打込、その手応え、感触を頼りに良き打ちを模索する一門でありました。

この日は、嚴島神社奉納演武で披露した本伝の太刀のすべてを全員で遣い合いました。参加出来なかった野原君も嚴島神社祓殿(国宝)を思い起こしながら遣っている様でありました。参加した二人は、無論その日の神様からのお言葉を胸に遣っておりました。

静謐な時の流れを感じながら、滴る汗に得も言われぬ心地良さを感じる一門でありました。五時間余りの時が、あっと言う間に過ぎ去って行きました。

 

日記