広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

1月第四土曜日稽古会

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1月23日

令和三年1月23日、第四土曜日稽古会を行いました。雨の良く降り続く一日でありました。道場に入り、挨拶を済ませて早速一人遣いに精を出す若者達でありました。雨の精でも有りましょうが、気温は前回まで程寒くは有りませんでした。その代わりに床は湿っており、足捌きに少し難儀をしておりました。特に木刀での打込みの際のサッ、サーと抜けて行く足捌きの際に、ゴトゴトと床板に引っかかる音を発しておりました。何処までも滑らかな足捌きを求める事を命じました。

坐礼の場にて、永原君に初詣のお祓いの際に嚴島神社から頂いたお守りと破魔矢を手渡しました。この一年の健康と良き精進、上達を祈願しての品で有ります。

打込み稽古では、先般から厳しく叱責し反省を求めていた拳の下がりをさらに矯正するべく、小林君に一手間加える事としました。彼が、真に自覚し、平素から強く自身に言い聞かせている事を信じて・・・しかしながらその期待は、見事に裏切られました。自分だけに付けられた稽古への自覚も感じられず、その意味さえ忘れ去り・・・戯けた所業でありました。阿呆の極みであります。

これでプロレーサーを名乗っているのですから・・・この甘たっれた、無神経な馬鹿者に自身の至らなさを徹底的に思い知らせる事としました。これで真に自覚出来ねば斬り捨てます。・・・後は本人次第であります。

兵法、真剣での抜刀、防具を着けての地稽古と当会の全ての稽古を時間までにやり終えました。この日は、寒稽古を行っている柔道クラブに2時間程早めに道場を譲らねばならず、通常6時間の稽古を4時間で切り上げました。

日記