令和三年10月17日、第三日曜日稽古会を行いました。昨日は、コロナ禍で延期と成っておりました学校行事の再会に伴い、久々の文化会が行われた為に稽古は休みでありました。この日は、我が子の初めての誕生を今か今かと心待ちにしている永原君が出向いて参りました。15日の予定でしたが・・・恐らく稽古中に誕生の予感を感じて、この日に皆からの祝いの品と祝い金を渡すべく用意をして参りました。
殆どこの日の誕生を確信しておりましたので、坐礼の際に言葉を添えて、祝いの品々を手渡しました。
廣川君のお祝いの華やいだ言葉が、道場に響き渡った・・・と、感じた我らでありました。
先ずは、打込み稽古を行いながらも・・・少しそわそわとした気配が無きにしも有らずでした。それでも稽古に集中し、彼我一体と成って稽古に勤しむ師弟でありました。
兵法、抜刀、地稽古と共に磨き合う師弟で有りました。兵法の良き合撃の手応え、二の斬りの良き連動、冴えた刃音を奏でだした抜刀、確実に実りの秋を迎えている感触を共有する稽古で有りました。
帰途に就いた永原君から我が子誕生の知らせが入ったのは、然程の時間を要しないものでした。恐らく誕生の瞬間は、我らの稽古中であったと推察しております。
何にしても・・・目出度し、目出度し!一門の喜びに溢れた一日で有りました。