令和四年４月１７日、恒例のスーパーＧＴ開幕戦応援に出向きました。無論小林君の応援の為であります。昨シーズンは、一度も表彰台に上がる事が出来ない、チームとしても彼個人としても苦しい時期を過ごし、背水の陣で臨んだ今シーズンの開幕戦でありました。
昨年は数々のマシントラブルに見舞われ、彼自身も自分を見失った時もありましたが、所詮ドライバーとして彼自身の至らなさと捉えさせ、奮起を促し、自分自身及びチームの為に何を為せば良いかを問い、精進させた一年の成果を今シーズンの開幕戦にぶっつけた小林君でありました。
チームの改善も順調に進み、ドライバーとしての準備も整い、開幕戦前のテストでもチーム、ドライバー共に手応えを得ての第一戦でありました。テストからの好調をその儘維持しており、予選４位と言う好位置をゲット出来出来ました。願わくばフロント獲得を願っておりましたが・・・それは今後に・・・。
団子状態で第一コーナーに飛び込む最も緊張する瞬間を最早ベテランと言われて良いキャリアの小林君は、彼の持ち味であるクールさで捌き切り、無難なスタートをきりました。先ずは目の前の一台に絶え間ない攻めを繰り出し、攻め続ける小林君でありました。その攻めの姿勢は、功を奏し三位で第二ドライバーに引き継ぐ事が出来ました。
今期から小林君が先生役と成り指導している第二ドライバーは、師匠からのバトンを確りと受け取り、これまた師匠同様に先行する一台を抜き去り、二位でチェカーフラッグを受けました。廣川君の喜びハシャグ様子が・・・。
昨年の屈辱を払拭するチームの戦いぶりであり、ドライバー個人としても久々の充実感を得る事が出来たのではないでしょうか。しかし、表彰台に一年振りに上がってみれば、更に一段高い処に他のチームがいる・・・悔しさが込み上げてきたのは想像がつきます。
更なる高みを目指して彼個人は無論、チーム一丸の更なる精進が求められます。此処で満足しては、進歩上達はありません。何処まで高みを目指して登って行くだけであります。
孫の観戦デビューでありまして、終始興奮冷めやらぬ状態でありました。生まれて初めて目にするレースカーの速さ、爆音に身振り手振り・・・覚えたての言葉を交えて・・・爆音対策に購入したイヤープロテクターも何時の間にかズリ落ちておりました。終いには爆音も心地よい子守歌となっておりました。
師弟、家族共々に良き一日でありました。
