広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

第27回宮島嚴島神社奉納古武道演武大会前日稽古会

齋藤君、初紋付

令和四年6月4日、第27回宮島嚴島神社奉納古武道演武前日稽古会を行いました。この日は、昨年から今大会への出場を許し、稽古に励んできた齋藤君が勤務の都合上出場不可能と成っていた筈が・・・数日前に海上勤務から戻って参りました。当然出場を許し、本日の前日稽古に出向いて参りました。

先ずは、初めての紋付に着替えての遣い初めを行いました。廣川君も嬉しそうに弟弟子の初紋付姿に燥ぐ様子が道場内に満ち溢れておりました。馬子にも衣装・・・であります。袖の具合も然程気にせずに遣っておりました。

明日に向けて出場予定の4人が揃い、夫々の想いで一人遣いをし、正面に向かい呼吸法を共にし、前日稽古に臨みました。

何が有っても木刀による打込稽古は外せません。正しさと地稽古に繋がる打込みを繰り返しました。

その後は、演武に向けての通し稽古を行いました。場への入場から神前への移動、礼法、そして兵法へと行い・・・特に立ち居振る舞いの確認を行いました。

後は、本番へ気迫を持って臨むばかりであります。幾ら稽古を積んで臨んでも何が起こるか判らない・・・それが本番の神様の御前で行う演武です・・・それだけに有難い体験が出来ます。

当日の大会世話役を務める弟子達の大変さに少し心苦しさを感じながらも奮闘を期待する師の位でありました。

日記