広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

7月第三日曜日稽古会・・・剣道特別稽古

令和四年7月17日、この日は剣道七段挑戦者の特別稽古を行いました。剣道形と基本稽古の重要性に目覚めた者の相手は指導する立場としても楽しい一時であります。

剣の修業は、形稽古が主であります。其れ位の気持ちで取り組む価値が剣道形にはあります。本日も先ずは剣道形を打ち合いながら、形の中に先人が編み込んだ剣の術理を探求する時間でもありました。

打太刀の構えの変化に連れ従って自身の剣先を附ける・・・何故にか本日は、それが欠けている・・・遣り取りの連動は、地稽古にも重要な処です。必ず応ずる事を求めました。

体捌き無き打ちは、一本と成りません。そこの処も確りと認識させました。

小太刀の受け流しは、この日も流せずに受けと成っておりました。体捌きからの片手太刀の連動を求めました。

防具を着けての稽古も、この日も基本打込と出頭面のみを行いました。地稽古はしばらくしておりません。先ずは先を懸けての攻め込み面、そして出頭面・・・生涯求めて行く技であり、先の気を練る最も大切な稽古であります。

左手の差し込みを強く意識させ、伸びのある打ちを求めました。少しずつ当てるだけの打ちが、打つ打ちと成って来ております。

感染拡大の中での稽古でありましたので、マスク着用で行いましたが・・・七段挑戦者も息を切らせながら奮闘しておりました。

日記