広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

7月第四日曜日稽古会・・・剣道特別稽古会

令和四年7月24日、先週に引き続き剣道七段挑戦者の為の剣道特別稽古会を行いました。昨日同様に暑い真夏日の一日でありました。

膝の具合も可成り良さそうでありました。試験が近い事ですし、様子を観ながら地稽古も行う事としました。

しかしながら先ずは剣道形であります。この日は、二本目の小手打ちに良き手応えが出ておりました。鋭い刃風が小生の小手を的確にとらえておりました。稽古を始めて初めての一撃でありました。

六本目の打太刀が上段に成る際の連動の附けは、この日も不充分・・・これでは地稽古に活かせません。

小太刀の入り身・・・この攻めがなかなか伴ってきません。難しい処ではありますが、何としても身に付けて欲しいと願っております。地稽古にも必ず役に立ちます。

防具を着けての稽古は、先ずは正面打ちから行いました。暑い中、必死に打込んで来ておりました。可成り体の出も良く成って来ております。後は右腕の伸ばしでありましょう。面に当たった瞬間に後ろ返りをしております。これでは面打ちは伸びて行きません。前に伸びて行く打ちが求められます。

この日は、試験を想定して一分半の立合を二回程行いました。気の入った立合でありました。無論一本にはなれませんでしたが、面に行こうとする姿勢は良きものでありました。