令和四年8月27日、お盆休みが過ぎてもコロナ禍により見合わせていた稽古会をこの日再開しました。全国的にみてもまだまだ高止りの感染者数で有りますが、何時までも稽古を休んでいる事も出来ません。感染対策を顧慮しながらの再開でありました。
道場使用の他の団体も稽古日誌を見る限り使用を制限している様でありますので、道場はかなり埃に塗れておりました。先ずは掃除に勤しみました。
さっぱりとした道場でこの日は、休みの間に研いだ試し斬り用の真剣での振りに勤しみました。重ねも厚く反りも深い少し長めの真剣であります。その重みに負けて力で遣う事の無いように柔らかく大調子の振りに励みました。しかし、鋭く・・・何処までも斬りを求めての振りに勤しみました。
基本刀法を中心に・・・試し斬りを想定してすこし連撃の一人遣いも行いました。試斬専門の方々が行う余興の類の斬りも、出来ずに批判する事も出来ますが、出来る状態にしておく事も必要かと・・・剣の専門家として真の刀法でこなす事としました。
無論、陰徳の技として完成させ、弟子達のみには伝えて参ります。他の者に見せる事はありません。当流の抜刀(居合)も然り。観せるのは兵法のみであります。