広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

9月第一日曜日稽古会

令和四年9月4日、昨日に引き続き日曜日稽古会を行いました。この日は、レースシーズンを迎えて多忙を極めている小林君が、一か月半ぶりに出向いて参りました。今シーズンはスーパーGT二度の表彰台に登り、上々の戦いぶりをみせております。シーズンも残す処三戦、シリーズチャンピオンを目指して正念場を迎えております。

そんな中での久々の稽古の場で最終章の戦いにの前の今少しの気入れの稽古の場でありました。彼の応援団代表としてチームの気の緩みかと疑われるスーパーGT公式ホームページへのレーポート未記載の叱責から始まったこの日の稽古会でありました。

無論チームのホームページにはレポートはアップされていますが、スーパーGT公式ホームページへのアップを怠っているなど論外です。それも表彰台に上がった富士でのアップがない・・・これは担当者のみの問題でなく、チーム全体の気の緩みとしか思えません。

唯一喝を入れられる小林君にその矛先が向かった事は当然です。稽古前の挨拶もそこそこに久々の説教タイムと成りました。

(下学して上達する)日常の雑事を疎かにして真の上達はあり得ない・・・今一度、その事を伝え、自身の問題として対処するように伝えました。他人事として捉えるなど許されません。

台風の接近の影響でありましょう。暑さと蒸し暑さは昨日同様でありました。この様な時には先ずは基本打込で汗を流すに限ります。木刀での打込みに精を出しました。疲れて来ると拳の下がる悪癖はいまだ解消されておりません。厳しく指摘し、その甘さを罵倒しました。所詮自得するしかありません。剣の修行において甘えなど許されません。自覚の希薄さ・・・これの解決が彼の近々の課題であります。レーサーとしても然り!

本伝の太刀そして日本剣道形・・・やっとやる気をみせましたので伝授を再開する事としました・・・求める心がなけねば伝授など有り得ません。剣を求める者に取りましては、剣道形は大切な物と成ります。此処には流派を超えた大切な物が確かにあります。

抜刀・・・この日は立合を行いました。此処でも可成りの叱責を受ける羽目になった小林君でありました。何にしても取組が・・・甘い!伝えらえた物を失念するなど・・・誠実さの欠如で有ります。之では、レースにおいても失敗する筈です。今少しの自覚を求めました。

稽古の締めの地稽古では、その甘さを徹底的に思い知らしめました。無論、無理打ちなどはあり得ませんが、出ても打たれ、下がっては更に打たれ・・・待っては打たれ・・・成す術無く途方に暮れる中で、最後の打込にて汗と気を出し尽くしての地稽古終了としました。

混沌とした呆然自失の中から何かを掴み取って欲しいと願っております。

稽古後は、三年振りに再オープンと成りました天婦羅(森山)へ小林君の奥さんも誘って四人?で出かけました。宮島にありました店をコロナ禍で閉店して、西広島での再開であります。

日記