広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

10月第三日曜日稽古会

令和四年10月16日、10月第三日曜日稽古会を行いました。昨日遂に小林君の第一子誕生の知らせが入りました。母子ともに健康で、皆が待ち望んだ誕生でありました。予定日を可成り遅れての出産でありましたので心配しておりましたが杞憂でありました。この日は、誕生祝いの稽古会でありました。

無論、小林君は病院にて付き添っておりますので稽古の後に会いに行く事にしました。

先月から栃木、岡山の抜刀の大会へ出かけて感じた事を当会稽古に他山の石として活かすべき稽古を行いました。無論、之まで当会で行って来た稽古が間違いで無かったという確信を強めての事であります。再度の確認出来た良き二度の遠征でありました。

只斬れれば全て良しとする事の危険性・・・剣の世界で勝てば全て良し・・・これでは真の剣足り得ず!新陰流のみならず剣の先人が、より良き勝ち、正しい勝口を求めて工夫奮闘して後世に残してくれた術理を真に理解し、身に付ける・・・その為に必要とされる事は・・・基本刀法を高めて行くしか術は無い。それも師弟同行での修行を重ねて・・・その思いを強く感じた二度の遠征でありました。

この日は真剣を遣っての基本刀法に多くの時間を割きました。

稽古の後は、出産祝いを携えて、病院の我が子の元にいるであろう小林君に連絡し落合ました。待合わせのデパートの入口に佇む小林君は全身に喜びを湛えて、身を持て余しておりました。祝いの言葉もそこそこに食事を共にしながらここ数日の顛末の報告を受けながら、初めての我が子の誕生の様子に花を咲かせました。・・・幸せな時間でありました。

日記