広島柳生会

正傳新陰流 広島柳生会

剣道の修業の一環として新陰流・制剛流抜刀術を伝承する広島柳生会の日常の稽古風景や出来事を掲載する。

香川での稽古

イメージ 1 久しぶりの香川への出稽古となりました。宮島での演武へ向けて石川さんと二人っきりで観音寺の剣道場での稽古会となりました。
石川さんも自身の基本稽古に目覚めた様子ですので最初に基本の正面打ち、順逆の返し打ち、合撃と行いました。やはり基本稽古の絶対的不足による基本の習得の不足を本人も痛感したようです。今から物になるかどうか不安を隠しきれない様子ですので気付いた時が修行の始めだと励ましておきました。特に急務は我流で総て竹刀操作を腕操作で行う事を体全体で行う事、足の踏み込みによる連動で行い小手先の操作にならない様にする事が急務であると痛感しました。少し時間が懸かるかもしれませんが自得できるかどうかは情熱の継続いがいありません。いまの気持ちを持ち続けて欲しいものです。合撃の打太刀の遣い方の我流も手直しして置きました。これは本来自得するべき物で柳生先生も一々言葉として直伝するわけではありませんが広島柳生会の打太刀として見るに見かねて柳生先生の教えを伝えておきました。石川さんの自得に任せていたらおそらく一生、気付かないと感じた故です。
その後相懸け返し、流しの連続使いを交互に自身が納得できるまで遣い合いました。ここでも打太刀のときの遣い方で今まで不満を感じていたところを指摘し、納得してもらい手直しをしました。自信をなくされては困るなと思いながらも基本稽古に取組む気になった今しかないと思い厳しく指摘しました。本伝の太刀は三学のとりあげ、下からを重点的に行い久々の二人稽古を終了しました。
稽古の後は恒例の讃岐うどんでの昼食会を開き、美味しくてとてつもなく安いうどんをたらふく堪能し讃岐の地をあとにしました。次回は博多での稽古にも参加予定です。